引継ぎはしっかり!

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返却物は忘れずに

職場から支給されていたものはきっちりと返すようにしましょう。返却物をリストアップしておくので、それぞれ確認してください。
「健康保険被保険者証」
健康保険はやめた時点で返却するようになっています。転職先が決まっていれば新しい職場の健康保険証が利用できますが、まだ決まっていない場合は国民健康保険課か今までの健康保険の任意継続制度を利用します。
「社員証(IDカード)」
その施設の職員であることを証明するものなので、退職時に返却します。
「制服」
制服はクリーニングしてから返却しますが、もし傷んでいるようなら人事担当の職員に相談してみましょう。
「通勤定期券」
現物支給されていた場合は返却が必要です。
「勤務先の備品」「勤務先で購入した資料・書類」
施設で買った備品や書籍などは、原則施設の所有物なので退職時に返却します。

退職時に受け取るもの

退職するときには受け取らなければいけない書類もあります。こちらもリストアップしていくので、どのような書類があるのか確認していきましょう。
「離職票」
離職票とは社員が離職したことを証明する書類です。退職後10日以内に発行されます。失業保険の手続きの際に必要な書類ですが、自分の都合で退職した場合は、3ヶ月は失業保険が支給されないので注意が必要です。
「雇用保険被保険者証」
転職先が決まったら提出する書類です。雇用保険に加入する際に必要な書類なので、必ず受け取るようにしましょう。
「年金手帳」
会社が保管している場合もあるので忘れずに受け取るようにしましょう。
「源泉徴収票」
所得税の年末調整に必要な書類です。退職後郵送で受け取ることが多いので、忘れないように注意しましょう。

引継ぎは念入りに

退職日が決まったら後任の人に引継ぎを行いますが、事前に引継ぎ内容を整理しておけばスムーズに進められます。
たとえば、これまでの業務内容をただまとめるのではなく、細かい手順をノートや資料に整理してから渡すと後々見返すことができますし、引継ぎ漏れも防げます。初めて読んだ人でも分かりやすいようにまとめるようにしましょう。

退職予定日には菓子折りを持って挨拶を

円満退職を目指すのであれば退職日にこれまでの感謝の気持ちを込めて菓子折りを持って上司や同僚に挨拶しましょう。退職のときには菓子折りを渡すのが一般的だとされているため、ルールとして決められているわけではありませんが、菓子折りを持ってこない=非常識とされる場合もあります。菓子折りはあくまで気持ちを表す手段のひとつですが、気持ちよく退職するためには用意しておいた方がいいでしょう。
退職の挨拶は基本的に上司や同僚が対象で、施設の利用者には動揺させてしまう恐れがあるため挨拶しない場合が多いです。ただし、こちらも厳密に禁止されているわけではないので、中には挨拶が可能なところもあります。各施設のルールに従って行うようにしましょう。